2016年3月23日水曜日

豆電球の命

きょう
今夕も見ることが出来た。

私が命名した、「実は港が見える公園」とはうちの裏の丘の上のこと。
朝起きて、
お弁当作って、
掃除して、
ちょっと泣いて、
ちょっと笑って、
そのあと あれやって、
ついでに これやった
今日一日もあと少し。

蒼い月が刻々と充電しているのを確認しながら、坂を上る。今日も上る。
苦にならない? ならないならない。
丘の上から見える景色が大好きで、それを楽しみに一日頑張るんだもん。

ここから見る港、この時間に見る港が好き。
沈んだ青い背景に、黒い影となった船たち。
そこに点る灯り。
暗い部屋で見るクリスマスツリー、ほどじゃないけれど、
程よく散らばってるオレンジ色の豆電球。

あぁ、あそこにも人が居るんだ、って思うと愛しいよね。
もしあの船に乗っていたのなら、旅立ちだね、お別れだね。
それでも何だかほっとする。
そこに、小さい人の営みが見えるとほっとする。
あったかい涙のようなものが体の中を通る。
人がいるって、ほっとするよね。

ありがとう、ありがとう、ありがとう。

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